フランスの新幹線TGV

TGVは、フランス国鉄 (SNCF) が運行する高速鉄道の車両、およびそれの運行形態のことです。
高速列車を意味する 「Train a Grande Vitesse」の略です。
日本の新幹線の営業速度を初めて塗り替えたことにより世界の注目を集めました。
TGVが最初に考案されたのは1960年代ですが、これは日本が1959年に新幹線の工事を着工した直後のことです。
当時は、フランス国内においても、他の国々と同しようにアエロトランのようなホバークラフトや磁気浮上式鉄道に重点を置いて研究が行われていたそうです。
しかし、実用性や費用の点で数多くの問題が直面したことから、浮上式鉄道による高速化を断念し、鉄道の高速化は鉄軌道と鉄車輪方式により実施することになったようです。
フランスのTGVは、パリ-リヨン間の全長389kmを高速鉄道のための新線によって1983年に全線開業し、時速270kmで走行を開始しています。
その後、1993年に北新線で時速300km運転をスタートさせ、ヨーロッパをはじめとして、世界の高速鉄道をリードしてきました。
日本の新幹線との決定的な違いは動力方式です。
日本の場合は、動力分散方式(各車両にモーターを搭載するタイプ)、TGVの場合は、両端動力車方式(機関車により客車を牽引するタイプ)ということで大きく違っています。
1989年にはパリと自動車レースで有名なル・マンを結ぶ大西洋線、1993年にはパリから北の港町カレーを結ぶ北ヨーロッパ線が開業しています。
この、北ヨーロッパ線は、イギリスのロンドンからユーロトンネルを抜けてユーロスターが、またベルギーのブリュッセルからはタリスが乗り入れる国際路線となっています。
現在、スペインへ延びる地中海線、ドイツへ延びる東ヨーロッパ線の建設が進行中で、TGV路線網はさらに発展を続けているようです。
TGV001は、空気力学的な流動実験により車体がデザインされ、また高速運行中の多量の動力を分散して列車を停止させるためのブレーキなどの新技術が導入されていて、時速318kmにまで達することができます。
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